第二集「ゆうたとかぞく」「ゆうたのおかあさん」「ゆうたのおとうさん」

ゆうたくんちの家族が紹介されます。
「おかあさん」と「おとうさん」では、なかなか鋭い観察眼を見せるじんぺいに、
思わず苦笑することも。
(『おかあさん たべては はかる。 おれ たべては ねる。』)
(『おとうさん ときどき もんく いう。 おれ だまって たべる。』

第一集「ゆうたはともだち」「ゆうたとさんぽする」「ゆうたのゆめをみる」

ここには、じんぺいとゆうたしか出てきません。
犬のじんぺいと人間のゆうたの違いが、絵と短い文でユーモラスに対比して描かれます。
笑う・泣くなどの行動を表わす言葉、
       (『おまえ わらう。 おれ しっぽふる。』)
パンツ・くつした・帽子などの服の名前、
       (『おまえ ぱんつ はく。 おれ なにも はかない。』)
洗顔や食事など生活についての言葉など、
       (『おまえ おふろ すき。 おれ おふろ きらい。』)
幼児にとっても身近な言葉が並び、親しみやすく、
ユーモアあふれるじんぺいのコメントに心和みます。

「ゆうたくんちのいばりいぬ」 きたやまようこ作 あかね書房

ゆうたはともだち(ゆうたくんちのいばりいぬ 1)
きたやまようこ作

出版社 あかね書房
発売日 1988.10
価格  ¥ 714(¥ 680)
ISBN  4251000854

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ゆうたくんちの「いばりいぬ」じんぺいの絵本です。
じんぺいはシベリアンハスキーという種類なので、
いつもおこったような顔をしています。
じんぺいはまだ子犬ですが、とても堂々と偉そうです。
飼い主のゆうたくんのことも、自分が面倒をみている気でいます、
顔は恐いし偉そうだし、だけどじんぺいはとってもかわいい!
そして、なかなかかっこいい愛のある犬なのです。

吉田秋生『ラヴァーズ・キス』 小学館(フラワーコミックス)(おっと、これも文庫ですね)

ラヴァーズ・キス(小学館文庫)
吉田秋生

出版社 小学館
発売日 1999.09
価格  ¥ 630(¥ 600)
ISBN  4091911838

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今日の真打ちは吉田秋生の連作集。男の子と出会う女の子の話。その彼女を見つめる女の子の話。男の子を見つめる男の子の話。愛の形は様々でもせつない気持ちに変わりはない。極上のビターチョコレートのような味わいある作品です。


たくさんご紹介しましたが、この中にどれか一つでも気に入って、束の間楽しんでいただければ幸いです♪

池谷理香子『近距離恋愛』『もしもあなたがいなければ』 集英社(ヤングユーコミックス)

都会の片隅でも、地元の田舎でも、見知らぬ他人でも、お互い知り尽くした幼なじみでも、恋をしたら自分が剥き出しになってしまう。だから痛くて、だから優しい。そんな「ちょっと大人」な恋の物語の連作&短編集。

一条ゆかり『女ともだち』 集英社(リボンコミックス)(これも文庫になってました)

女ともだち 1(集英社文庫)
一条ゆかり

出版社 集英社
発売日 1999.11
価格  ¥ 590(¥ 562)
ISBN  4086174839

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一条ゆかりさんと言えば『有閑倶楽部』? それとも『プライド』? ずっと第一線で活躍する一条さんはすごい。ドラマの緩急の付け方など、さすがは大御所の貫録です。親子・親友・恋愛・ライバル。がっぷりと四つに組んだドラマを堪能してください。