幼年童話「かわいいこねこをもらってください」
図書館で見つけた幼年童話です。
絵がかわいいのにつられて借りてみました。
最後は、・・・不覚にも、つい泣いてしまいました。
「かわいいこねこをもらってください」
なりゆきわかこ作 垂石眞子絵 ポプラ社 2007年
2008年夏休みの読書感想文低学年課題図書になっていました。
かわいいこねこをもらってください (ポプラちいさなおはなし)
- 作者: なりゆきわかこ,垂石眞子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: 単行本
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ちいちゃんはある日の学校の帰り道、
カラスに襲われそうになっていた仔猫を拾いました。
でも、ちいちゃんのおうちはアパートなので、猫は飼えません。
ちいちゃんは、仔猫をもらってくれる人を探すことにしますが・・・。
ちいちゃんは、
家では飼えないという現実を、幼いなりにちゃんと理解して、
仔猫のために一生懸命がんばります。
仔猫がだんだん懐いて、可愛くなればなるほど、
ちいちゃんは、仔猫を手放したくない気持ちと、
仔猫のために飼い主を探してあげなければ、という気持ちとの板挟みになります。
それでも健気にがんばるちいちゃん。
そして、そのがんばりをしっかりと見守るおかあさん。
ちいちゃんの気持ちと成長が丁寧に描かれるので、
読んでいるうちにちいちゃんに思い入れしてしまい、
仔猫との別れのシーンはもらい泣きしてしまいました。
絵もとても優しくて、お話にぴったりです。
5,6歳から小学校2年生くらいまでの子どもたちに、
お母さんのお膝の上で聞かせてあげたいと思いました。