絵本「ゆうこのキャベツぼうし」

先日すごく懐かしい絵本を、
思いがけず、図書館の新刊コーナーで見つけました。
「ゆうこのキャベツぼうし」やまわきゆりこ作 福音館 2008年

ゆうこのキャベツぼうし (こどものとも絵本)

ゆうこのキャベツぼうし (こどものとも絵本)

1997年4月1日発行の月刊誌「こどものとも」のハードカバー版です。


畑のおばさんにもらったキャベツを抱えて歩いていたゆうこ。
お日さまが照ってきたので、
キャベツの葉っぱを一枚はがしてぼうしのかわりにかぶりました。


そうやって歩いているうちに、
こくまやこぎつねと次々と会い、
みんなキャベツぼうしを欲しがるので、
一枚ずつキャベツをはがしてみんなでかぶって遊んでいたら、
おおかみがやってきて・・・。


この絵本は次女の大のお気に入りでした。
これを読んだあと、キャベツを買ったとき、
一番外側の、いつもは捨てる葉っぱを
「キャベツぼうしにする?」と次女にかぶせてあげたら、
それはそれは嬉しそうに、でも少しはにかんで、にんまりと笑いました。


次女があまり喜ぶので、
それからしばらく、キャベツを買うたびに
一番外側の葉っぱは、次女の「キャベツぼうし」になりました。


あれは3歳か4歳頃のことだったでしょうか?
その次女も14歳、中学2年になりました。


久しぶりに見かけたこの絵本を、リビングにおいていたところ、
部活から帰った次女がすぐに発見し、
「あ〜!! これっ! 知ってる!!」と大喜び。
さっそく絵本を開いてながめながら、
「あたし、これ好きだったよね〜」としみじみとつぶやきました。