Vol.20 絵本「ちびゴリラのちびちび」

明けましておめでとうございます。
ほぼ1年ぶりの更新、というていたらく。
今年はせめて月に1〜2回の更新をめざしたいと思います。
どうぞよろしくおつきあいくださいませ。


さて、2007年最初のご紹介は、ロングセラーの名作絵本です。

ちびゴリラのちびちび
ルース・ボーンスタインさく / いわた みみやく
ほるぷ出版 (1978.8)
通常24時間以内に発送します。


ちいさなかわいいゴリラのちびちび。
おかあさんも、おとうさんも、家族もみんなちびちびが好き。
キリンやぞうも、恐ろしいヘビやライオンも、
みんながちびちびが好きで、優しくしてくれます。
ああ、なんてかわいいちびちび。
そして、ちびちびと一緒にいられる幸せ!
これって、どこの赤ちゃんも同じですよね。
赤ちゃんって、そこにいるだけでまわりを幸せにしてしまう。


ところがそのうち、ちびちびは大きくなり始めました。
どんどん大きくなって、もう「ちいさなかわいい」ちびちびではありません。
そんな大きいゴリラのちびちびのところへ、
森のみんなが誕生日のお祝いに来てくれました。


小さくたって、大きくたって、どんなちびちびでもいいんだよ。
みんなちびちびが大好きなんだから!
そんな森のみんなの声が聞こえてきそう。


子どもを愛する気持ちって、もともと無条件なものだと思います。
無条件の愛に包まれて、子どもは安心して育つことができます。
いくつになったから、これができなくちゃ、とか、
もう大きいから、これじゃダメだとか、
いろいろ心配はあるけれど、それはぐっと飲み込んで、
びちびちのように愛してあげられるといいな。
ちびちびのように愛してもらいたいな。